2019年 02月 17日
2/16(土) |
京都の凸凹を歩く、
「ブラタモリ」でもお馴染みの
高低差崖会・梅林秀行さんの
「京都盆地の出来上がり方 なぜ嵯峨嵐山はそこにあるのか」と
題した講演会に行ってきました。
(さらんネット主催 第16回文化講演)
京都は盆地だからと、当たり前に思っているこの京都。
私は、「ブラタモリ」の軽妙な語り口の
梅林さんに会いに行く的なミーハーな動機ですが、
健康講座などには、オバサンの数が
圧倒的に多いのに較べて
今回この会場は、風土史や、
地形を研究しておられそうなオジサンふうの方が多く、
中学生の男子も梅林さんに質問しておられ
梅林さんの未来のある同志を得たような励みになる回答に
その優しさの一端もうかがえました。
京都盆地は、300万年前頃に
海底のプレートの影響で
斜面地形に囲まれた原型が生まれたようですが
水が土砂を堆積して「扇状地」を形作り
その扇状地が「野」と呼ばれ
平安京を取り巻く自然地形や、
自然環境に対する認知が
意味づけされるようになり
これはやはり人間の人間たるところでしょう。
「蓮台野」、「鳥辺野」、「嵯峨野」、「大原野」と
現代にも通じる呼称が登場すると
ワクワクと話に引きこまれていきます。
都人は、「斜面」に可視的な境界を指し、
さらにその向こうにある「異界」を畏れつつも
憧れたのでしょう。
人間によるそう言った自然の読み替えが
文化へと繋がり、
つまり京都が盆地だからこそ生まれた文化であり
土地に応じた文化が、それぞれの地域で、
そして世界各地に生まれる文化に通じるその高低差。
高低差はじつに奥深い、偉大なものを物語っています。
右京ふれあい文化会館であったのですが
この建物がまた円形なのです。
これは太秦の映画の町にちなんで
フィルムをイメージして作られたとか。
帰途は、天神川を、五条まで南下して
春まだ浅い京都を感じて歩きました。
明日は京都マラソンです。
京都の地形も足にしっかりと
感じてほしいものです。
「ブラタモリ」でもお馴染みの
高低差崖会・梅林秀行さんの
「京都盆地の出来上がり方 なぜ嵯峨嵐山はそこにあるのか」と
題した講演会に行ってきました。
(さらんネット主催 第16回文化講演)
京都は盆地だからと、当たり前に思っているこの京都。
私は、「ブラタモリ」の軽妙な語り口の
梅林さんに会いに行く的なミーハーな動機ですが、
健康講座などには、オバサンの数が
圧倒的に多いのに較べて
今回この会場は、風土史や、
地形を研究しておられそうなオジサンふうの方が多く、
中学生の男子も梅林さんに質問しておられ
梅林さんの未来のある同志を得たような励みになる回答に
その優しさの一端もうかがえました。
京都盆地は、300万年前頃に
海底のプレートの影響で
斜面地形に囲まれた原型が生まれたようですが
水が土砂を堆積して「扇状地」を形作り
その扇状地が「野」と呼ばれ
平安京を取り巻く自然地形や、
自然環境に対する認知が
意味づけされるようになり
これはやはり人間の人間たるところでしょう。
「蓮台野」、「鳥辺野」、「嵯峨野」、「大原野」と
現代にも通じる呼称が登場すると
ワクワクと話に引きこまれていきます。
都人は、「斜面」に可視的な境界を指し、
さらにその向こうにある「異界」を畏れつつも
憧れたのでしょう。
人間によるそう言った自然の読み替えが
文化へと繋がり、
つまり京都が盆地だからこそ生まれた文化であり
土地に応じた文化が、それぞれの地域で、
そして世界各地に生まれる文化に通じるその高低差。
高低差はじつに奥深い、偉大なものを物語っています。
右京ふれあい文化会館であったのですが
この建物がまた円形なのです。
フィルムをイメージして作られたとか。
帰途は、天神川を、五条まで南下して
春まだ浅い京都を感じて歩きました。
明日は京都マラソンです。
京都の地形も足にしっかりと
感じてほしいものです。
by sirochan1212
| 2019-02-17 00:13
| 等身大の幸せ